「赤ん坊に甘いものばかり食わせるとそればかり欲しがって肝心の栄養のある食事を受け付けなくなるそうだ。やはり、砂糖菓子のようなものこそが有毒だ。別に甘い食いもんだけの話をしているんじゃない。世の中砂糖菓子でいっぱいだ。そんなものばかり見てたら、脳が腐ってヨーグルトになっちまうぜ。」Part 2

 聞き心地の良いもの、読み心地の良いもの、口馴染みの良い言葉は当ブログにはございませんし、そんなもの探さなくても溺れて戯れることができるでしょうから、そんな読者の皆様はそちらの沼から無理に這い出てくる必要はございませんし、そこで戯れることを当の本人が望んでいるのではないかという偏見すらあります。
 フィッシングラインについての投稿にblock quoteにて、結論後に"pound-test"についての追記していますが、興味があればご覧ください。
 さて下火になってきた今だからこそ、そろそろジャークベイトの話でもしましょう。もちろん大事なことなので何度でも言ってきた「作者が彼の読者に払う最大の敬意は、彼等が期待するようなものは一切書かないと言う事である。」という信念に基づき、これについて曲げるつもりは毛頭ありません。
 もうかれこれ8年前でしょうか、当ブログで紹介した、ジャークベイトを語る際になぜか名前として挙がってこない先人について、おそらくJohn Crewsが彼の名を挙げるまでアメリカでも多くの人が忘れているであろう先人について紹介していきましょう。8年前はいくら探しても見つからなかったのですが、今では動画で見ることができます。
 1995年にRapala Husky Jerk HJ12とHJ14が発売され、翌年HJ8とHJ10、そして1999年にDown Deep Husky Jerk DHJ12、この2000年にはDHJ10が販売されている時期です。発売されて間もないだとか、プロトタイプでもなく、特に新しい訳でもない定番としてあったベイトが使われているという点に注目するべきでしょう。本人はその後Bomber Suspending Long Aも使うし、Smithwick Rogue ASDRCは完全に好みの問題で使っていることを明かしています。使い分けそのもので言えばAC Shiner No.550ことRapala F13のモデル(本人はF11と言っていますが、サイズが全て13cmモデル)をトップウォーターとして使っていると説明しています。
 この動画の面白いところといえば8 pound-test lineを使っているところでしょう。昨日巻き替えたというそのフィッシングラインが「ここ(Big O)でこのラインサイズを使ったことはないけど」と言っている部分です。極限のセッティングというやつです。複数日が設定されているトーナメントの醍醐味です。動画の中でキャストした先にボートが現れますが、水深がそこだけ掘られてchannelのようになっているスポットへ、水生植物というカバーがあるという条件ではあるけれどラインサイズを10-, 12 pound test lineにすると短い距離でジャークベイトを可能な限り深く目的のその水深まで送り届けることができないと説明しています。使っているベイトがHJ14なので当時のRapalaの公称データで、14lb test(.015"/0.38 mm)を使って70 ftのキャスティングディスタンスでmaximum depth 4 ftです。3サイズ落としているのでキャスティングディスタンスの兼ね合いで5.5 ftまで持っていければ良いところでしょう。しかし、本人がmax. depthではなくdiving curveの方を指摘しているので、距離的にmax. depthで掛けるも逃す映像も見られますが、4 ft前後の水深で釣っていると考えるのが自然です。

jerkbait_rod_modification そして何より彼が持っているNutter RodのSteve Daniel Jerk Bait Specialが特殊なツールです。その6-1/2 ftのロッドはカスタムロッドビルダーJohn NutterがSt. Croix製グラスブランクから作っていたと言われています。
Steve Daniel Jerk Bait Special
グリップエンドを叩くとティップがずっと振れるロッドだったと前述のJohn Crewsがそのロッドに触れた時の感想を述べています。そのティップに秘密がある訳ですが、左に掲載する画像そのままです。板鉛を巻き付けて接着剤で固めたものを製品化していたのです。画像はJimmy Masonが紹介したチューニングで、そのアイディアはSteve DanielsとKentucky州の騎手としても知られたKevin WirthからAlabama州在住の彼にもたらされました。このようにプロの間でGeorgia州から生まれたコンセプトが一定の支持を得ていた訳ですから、彼らの販路を通じて南部という広い地域で支持されていたことが伺えます。このチューニングの効果といえばJimmy MasonいわくPro Long Aなどのside-to-side actionがより大きくなる、Steve Danielsの言い方ではslitherというアクションになります。Jimmy Masonは紹介した当時のスポンサーであったKistlerのコンポジットロッドを使ってこのチューニングを行っています。後にKistler自身がわざわざKLX Feel N Reelなどというグラスティップのロッドを作った訳ですからコンセプトとして生きています。Kistlerなどというミーハー御用達のロッドブランドにジャークベイトという要素が追加されているにも関わらず、なぜわずか20年しか経過していないSteve Danielsのこの話題にならないのでしょうか? 自称アメリカンロッドに詳しい連中、アメリカに詳しい連中はどこに目をつけているのでしょうか? Husky Jerkが話題になった時にWinning baitであったHJ14サイズが話題にすらならない現状では無理なのでしょう。当時のwinning baitの売れ行きやジャークベイトにまつわる雰囲気にタックルセッティング、何より彼らのファンである本当に詳しい人というのが現れないことを悲しむ当著者がおかしいのでしょうか。ちなみにミーハーさん達には決して理解されませんが、ソリッドグラスティップを持っている通称安物と蔑まれる偏見のあるロッドも同じコンセプトとして我々の戦略に取り入れることが可能です。代表的なところではShakespeare Ugly StikやZebco Rhinoといったところでしょう。今やどちらも最新技術で軽量化されて、旧式を愛用している者からすれば重いなどという不満を言う方がおかしいぐらいの感覚ですが、グラファイトロッドが神格化されている日本ではどちらも重いと言われる偏見があります。ロッドの重量を戦略とツールとしてのコンセプトより重要視するというのであれば、それは魚が釣りたいというトピックを忘れて状況構わず不適合なルアーを投げ続けているのと変わりません。魚の状況も見えていないのにアクションだとか、タックルだ何だと言及するのもまた同じです。あくまでこのロッドの場合、今まで反応させられなかった魚へ新しいアクションのベイトを送り込むことができるというのがトピックです。軽いロッドではそのアクションを生み出すことはできないとDanielsは指摘していますし、ジャークベイトの釣りで魚へdialed inできていない状況でこのロッドを使っても特別な釣果は得られないという意味です。そもそも日本ではソリッドティップ自体の理解としてらいとりぐに使用するぐらいしか使われていませんから意図が伝わっていないという偏見もあります。さてこのJerk Bait Specialは副作用的に小型クランクベイトに使い易くなっています。Steve Daniels本人も指摘するところで、わずかなロッドスイングでティップ自体がその自重で曲がってくれるため重いクランクベイトをキャストする時と同様のキャスティングモーションで釣り続けられる利点となります。またMasonはクランクベイトのアクションがワイド・ウィグルになるとも考えています。こんなに面白いネタがHJ14というジャークベイトから生まれるはずなのですから、無知に無学がいかに恐ろしいことか目の前に課題を突きつけられた時に目を覆う読者自身のこの瞬間の態度が証明するはずです。

 いずれにしても拾えるネタが色々あるにも関わらずただのジャークベイトのサイズ違い程度にしか日本では捉えられていない不遇のNo. 14 Husky Jerkについて再考する気になったでしょうか。No. 18 Rapalaほどサイズが大きい訳でもなく、Smithwick ARCやASDRCとほぼ同サイズでNo.550 AC Shinerより入手が簡単だというのにその廃盤品ばかり探すことに明け暮れてこちらを丁寧に使っていこうという気概を見たことがありません。動かしていくのが難しいのであればそれはタックルセッティングによるものかもしれません。その際、魚へ適切にプレゼンテーションできるセッティングが8lb test lineかもしれません。ここまでの知識と教訓があれば、無知で無学を貫き通す覚悟でもない限りどうすればよいか、読者が最も理解していることでしょう。

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ねぇ輪になって踊りましょう。目障りな有象無象は全て食べてしまいましょう。スパイスは耐え難い位がいいわ。

「日本とアメリカでのフィッシングラインの規格は違う。」
 正しい。その通りです。それではどれだけの違いがあるか正しく理解しているでしょうか。これは釣りのアプローチそのものに強く影響する要素であり、見過ごされるべきでない違いでもあります。これによって釣果を失っているとまで言えば少し考え直すキッカケとなるでしょうか。
 最初に"pound-test"と"pound-class"の違いを知りましょう。どこにでも書かれているという偏見がありますが、まずこれを理解していないことには恐らくラインの種類まで理解が及びません。フィッシングラインというものを調べると、何が素材として一番最初に使われたのかという歴史を辿ると不明なままだったりします。釣り針に関しては骨や貝、日本においては廃棄された釣り針が貝塚から発掘されるなどその歴史を辿ることができますが、釣り糸に関しては天然素材であったことが推測されるため何もかも朽ち果てて証拠となるものが残らなかったためです。書物、文字として釣り糸の素材について最初の記述があるのは18世紀にhorse hairこと馬の毛で作られていたというものです。この辺りは考古学的に調べてみると面白いところですが、少々割愛しましょう。助言があるとすれば、こういった少し面白い話は基本的にウェブ上には落ちていません。そういった繊維という角度で釣り糸を見ると、なぜ量り売りにかけられるのかという理由も見えてくるはずです。例えば1匁という単位は3.75gのことです。某氏が1号のオモリが5円玉と同じ重さと言っているのと同じことですが、1号というのは1匁を言い換えた単位です。この「号数」表記はオモリだけでなく釣り糸にも見られる表記であるというのは寝ぼけたこと真に受けるフェイクニュースが大好きな皆さんでも承知の事実でしょう。あえて理解を困難にする言い方をすれば、「釣り糸1号」とは「3.75gの糸」のことなわけです。正しく基準を記すならば「本テグス5尺の重さが1厘(0.0375g)の糸を1号」としました。1958年の我が国における尺貫法廃止によって成立したわけです。そこから当時のナイロン・モノフィラメントで0.165mmを標準規格とする流れが生まれたわけです。ちなみにこの1号糸の標準直径というのは、『ナイロンラインの標準直径は0.165mmですが、市場に出回っている1号が、すべてこの数値に近いわけではありません。たとえば0.8号の標準直径は0.148mm、1.2号は0.185mmですが、0.148mmよりも太く、0.185mmよりも細いラインであれば「1号のナイロンライン」を名乗ることができます。』というぐらいザルな規格です。市場に同じ数値表記の釣り糸が違う標準直径で販売されているのはこれが理由です。そもそも個人的にこの規格は好きではないので、厳格に標準直径を統一していく動きも同様に理解できません。
 さてアメリカの規格というのは"pound-test"という規格で作られている経緯は割愛しましょう(*1)。"Pound-test"という規格は簡単に言えば表記されている数値の負荷をかけた場合その数値では破断しないという規格です。もし今から釣りに行く対象魚が6 poundの魚であるとすれば8 pound testと数値上書かれた製品またはそれ以上のフィッシングラインを買えば良いわけです。10 pounderと呼ばれる10 poundを超えるBig Bassをつりたいのであれば、15lbだとか20lbという表記のフィッシングラインを選べば良いという感覚が共通認識なのです。ここで文化的に日本人との感覚にズレが恐らく生じます。それは日本人であれば6 poundの魚を釣ろうと思えば、アメリカの規格でいっても6lbの糸を恐らく選ぶであろうという感覚です。細い糸で大型魚を釣り上げるという文化はIGFAという団体から啓蒙されており、もちろんアメリカにも存在していますが一般的な感覚は傷が入ったり不測の事態が起こった時に狙っている大型の魚に切られたらどうするというものです。ちなみにIGFAが啓蒙しているフィッシングラインが"pound-class"です。こちらは6lbと仮に表記されていれば6lbの負荷をかけると切れるという規格です。そして日本のポンド表記の規格はIGFAという肩書を利用したためにほぼ全てにおいてこの"pound-class"表記です。ちなみにアメリカ人の感覚でいえば、日本人がよくやる5 pounderの魚が狙える、または釣れる可能性があるのに4-pound-classだろうが4-pound-testを使用するという感覚は正気の沙汰ではありません。それではなぜそのような釣り糸でそのような大型の魚が釣れているのかといえば、魚は空気中ではなく水中にいるからです。力学的に空気中でテストされた"pound-class"はそのまま水中で同じように作用しないということです。仮にその事実があったとしてもアメリカ人の感覚的に正気の沙汰ではない事実は変わりません。
 この辺りまでは昔どこかに記述した記憶が微かにあるのですが、ここから日本の釣り糸というとナイロンとフロロカーボンそしてPEに区分されるわけですが、このナイロンについて正しく理解しているでしょうか。アメリカではmonofilamentとfluorocarbonそしてbraided/super lineといった区分になるわけですが、このモノフィラメントが2種類があることを過小評価していないかという話です。先に述べたように日本の釣り糸というのは号数表記から生まれるものであって、どこで破断するのかという尺度で設定されていません。一般論として細ければ弱い糸であるし、太ければ強い糸という認識はもちろんありますが、魚を重さで評価し、その重さに合わせたフィッシングライン・サイズを選択するという認識がないわけです。事実日本人の多くは尺ベラだといった尺貫法で魚のサイズを表現し評価したように、長寸で評価する傾向が今も強くあります。その中で生まれたのがコポリマーという種類のフィッシングラインです。仮に表記が標準直径0.370mmの20lbラインと0.388mmの20lbラインがあれば釣り人的にどちらが強い糸だと判断するでしょうか。「細くて強い」マーケティング的にも明らかに前者の0.370mmで20lb表記です。まずこれがコポリマーを過大評価してしまった元凶です。何を基準に強いと判断するのかによって違いますが、実際にバス・フィッシングに使用して強いのは後者の0.388mmで20lb表記のフィッシングラインです。断面積あたりの強度を考えてみてもらえればすぐにわかることですが、仮に0.01mmの傷が入ったとしたら0.370mmあたりで2.7%の傷になり、0.388mmでは2.57%の傷になるとすれば理解できるでしょうか。この差で傷が入って切れる切れないに大きな差が生まれて結局太い方が物理的に強い糸であると体感することになります。標準直径を全く気にしない釣り人が同じ20lbであの糸は強いけどこっちの糸は弱いなんて言っている場合、この標準直径が太い方を強いと実感している場合がしばしば見受けられます。完全にマーケティングに騙されたミーハーな皆様に「東レ・スーパーハードストロングは強い」と何度聞いたことかわかりませんが、それ当たり前です。他社のフロロカーボン20lbがせいぜい0.38mm台の中で0.411mmで製造し、16lbでも0.359mmで売っていたわけですから、他のナイロンと呼ばれるコポリマーで比較してもコポリマー側は20lbが0.370mmで16lbが0.330mmですからその製品が強く感じるのは自然なことなのです。そしてそのコポリマーの罪は0.370mmで20lbという引っ張って破断させる分には細くて強い糸という意味なのに、バス・フィッシングの磨耗するフィッシングラインの強さであるというマーケティング的な話のすり替えによって誤解されて今に至っているわけです。今でも昔の規格より細く強い糸ができましたなどというマーケティングがありますが、あんなもの実用性に基準をおくならば何の意味もないマーケティングなのです。閑話休題このコポリマー・ラインは日本ではナイロンというカテゴリーに入れられて特に分類されていません。最近アメリカでも分類されていないことがありますが、規格を見れば明らかです。それではモノフィラメント・ラインとコポリマー・ラインは違うのかと問われれば、Chris Laneが言い放った、断言できるぐらい違うのです。水に浮く特性や光の透過率など大まかな特徴でいえば両者は実はそれほど変わりません。しかし、ラインの標準直径が変わってしまうが故に釣りそのもののアプローチが思うようにできなくなってしまうのです。それではコポリマーが悪者かと問われればそれは違うとも断言できます。あくまでマーケティングのすり替えで誤解してしまう
 ラインから実際の釣りのアプローチを考える上での前提が随分と長くなりましたが、例えばモノとコポリマーを使うとすればどちらかとの問いにChris Laneはモノしか使わないといい、David Frittsはコポリマーを愛用してきた事実があります。Chris Laneの方は主にトップウォーターの話であり、David Frittsの方はディープダイバー・クランクベイトの話になります。先にDavid Frittsはそのコポリマーの特徴であるthin diameterを使ってキャスティング・ディスタンスを伸ばし、クランクベイトのマキシマム・デプスをより深くすることに活用しています。Careerを見ていくとStrenからCrankbait lineという専用ラインをsignatureモデルとして販売したこともありますし、Rapala時代にもBPS exclusiveとして同様にsignatureモデルとしてクランクベイト専用ラインを販売しました。Sufixができてからは、クランクベイトにはPro Mixを使用し、ジグにはSufix Eliteと表記される直径が同じ10-pound testラインでも使い分けていたこともあります。Berkleyになってからはディープダイバー・クランクベイトに使用するラインは当初コポリマーとしてTrilene XLを推奨し、現在ではTrilene Sensationを推奨しています。お馴染みの10-pound testという中でなるべく標準直径の細い側やキャスティング・ディスタンスが出る側を選択していることがわかります。それに代わってモノフィラメントの代名詞といえばStren OriginalやTrilene XTです。Chris Laneはポッパーやプロップベイト、トップウォーターを特定の条件下で使用する時にのみ使い、その他のWhapper Plopperのようなベイトはbraided lineを使用するとしています。Strenの中で言えばStren Magnathinはコポリマー、Stren Originalがモノです。Chris Laneは当時のスポンサーだったこの2種を例にしてコポリマーは使わないと断言した訳です。さてここでモノの何が利点なのかという日本人には理解できないという偏見のある大事な話につながる訳です。Chris Laneじゃ誰も納得しないでしょうから、ここで我が心の師の1人であるRick Clunnに登場して頂きましょう。事前に全編見ていることを前提にしますので再生時間6:31を経過したところから開始します。
 はい、ここで全て理解しましたね? 17-pound testモノで使うからこそchuggerではない当時全く新しかったベイトpopperがカテゴリーとして確立した訳です。17lb testというのはご存知Trilene XT基準ですから、0.43mmのフィッシング・ラインです。現在スポンサーとして付いているBass Pro Shopsに配慮したExcel monofilament lineであっても0.43mmが17lb testです。ノットのタグ・エンドを長く残したままにしたり、この太さ、太さによる浮力を活用するからこそのプレゼンテーションなのです。ちなみにZell Rowlandも基本は17 to 20-pound monoとしていて、「スロー・リトリーブがどうしても必要であり、水の透明度が高い」といったあくまで特殊な条件下では12 to 14-poundを使用するとしていました。日本人がこのテクニックを紹介した際にはスロー・リトリーブという重要な要素を無視して水の透明度だけで勝手にこの下限側を基準値にしたという偏見があります。感覚的に2.5"のベイトを日本の25-pound classでキャストしようと日本人の中で誰が思ったでしょうか?といったところでしょう。なぜZell Rowlandが使っていたロッド・レングスが6'6"だったのかという話にもなりますが、今回は割愛しましょう。しかし、この本当のポッパーというカテゴリーを活用するためにこのラインサイズが必須だったという事実は30年以上経過しているのに誰も語ってこなかったのではないでしょうか。何もかも日本のマーケティングが悪いとしてしまえばスケープゴートとして簡単でミーハーな皆様はきっとそうするという偏見があります。しかし、本質的な問題はそこに果たしてあるのでしょうか。結局のところバス・フィッシングを何も勉強してこなかったアングラー側の問題であるとここに断言いたします。ちなみに我が心の師の代表Kevin VanDamも昔からポッパーというカテゴリーには17- to 20-pound monoを推奨しています。他にもFloridaのlocal baitとして圧倒的なプロップベイトにこの太さを利用するのが一般的です。先のChris Laneは現在Alabama在住ですが、Florida出身ということからこのプロップベイトにモノを使います。FloridaといえばRoland Martinもプロップベイトにモノを使い、ビミニツイストでラインの先端をダブルラインにして結ぶことによりプロップにラインが絡まないように工夫していたりもします。これもコポリマーでは細く作られてしまい物理的に難しくなる欠点を見越してモノの特徴である太さという利点を活用するためにアングラー側が自ら選択しているのです。Floridaのプロップベイトをプレゼンテーションしていくスポットも水生植物やdockといったcover周辺であり、摩耗する条件が整っていることからもその太さを活用できます。アメリカにおいてモノとコポリマーが分別されている意図が理解できたでしょうか? おそらくアメリカ国内でもcasual fishermanは日本人同様に理解していませんが、tour proといった水準の高いアングラーは、仮に引退していても、こういった選択を常に行なっています。
 日本市場ではまずオリジナル・モノフィラメントに出会えることはないという偏見があります。店頭でナイロンと表記されていても間違いなくコポリマーでしょう。一体いつから我々は標準直径表示数値が細くて強度表示数値が高ければ良いラインだと錯覚していたのでしょうか。フロロカーボンにおいても従来の強度表示でも製造される標準直径が細くなる傾向にありますが、何度も言いますが傷が入った時に強いのは強度数値の高い方ではなく直径が太い方です。それではモノフィラメントの太さと同じにしたコポリマーで良いのではないかという疑問を持った賢明な読者もいることでしょう。ここでモノとコポリマーの組成の違いが釣りという条件においてやはり違いを生んでしまうのです。それでもなおモノに利点があるとすれば何なのかといえば、Stren OriginalやTrilene XTのプロモーションにそのまま書かれている、knot strengthという結び目の強さがコポリマーより優れているのです。当ブログで何度も何度も書きましたが利点があれば欠点があります。仮に耐摩耗性を上げればそれに伴った欠点が現れるのです。フィッシング・ラインも特定の利点を得ると特定の欠点を得るというツールの基本の範疇にあるのです。コポリマーが不要なわけではありません。標準直径が細く設定されているラインが悪者なわけではありません。今大事なことなので2回言いました。これらを選択して独自のツールとして採用することができないようにしてしまった我々の無知が悪いのです。後悔先に立たずの勉強していれば良かったという常套句です。なぜこのような状況が生まれてしまったのか、過去を省みるべきは己の態度です。
 さて30年以上もの期間このポッパーというカテゴリーと道具立ての事情について誰もツッコミを入れなかったという偏見が事実だとしたら、我々の問題は一体どこにあるのでしょうか。言語能力にあるのか、それとも別のところにあるのか、当著者は前者の問題であって将来的に教育で解決される日が訪れることを切に願います。すなわち今こういったことができない人たちには何も期待していませんし、己が日々老害化しているという自覚を持って頂けると幸いです。過去に学ぶことも、こういった教材がいくらでも出てくるこの特殊な環境下で今を学ぶこともできない人に将来性の何があるというのかという点についての指摘です。変えることができるのだとすればそれは勉強すること以外の選択肢はありません。久しぶりに書くまともなブログ「日本では見ることができないモノフィラメントラインの有用性」いかがだったでしょうか? ミーハーなだけで中身を書くことができない日本の釣り人の皆様おはようございます。


5/7/2020 追記

(*1) フィッシングラインが馬毛で作られる以前の歴史は文献が残っておらず確認されていません。また天然素材であることや、使い捨てとして用いられるアイテムとしてコレクターズアイテムとしても今まで存在したことがありません。最初の"pound-test"の規格ができたのはこの馬毛からです。計算方法は簡単で、馬毛1本が2 poundというものです。ここから2本で4lb、3本で6lbと必要な強度だけ本数を増やして編むことで強度を上げるという方法を用います。ここで釣り上げる予定の対象魚を重さで考え、それに合わせたフィッシングラインを選択するという背景が誕生しています。また基本的にフィッシングラインが1lb刻みではなく2lb刻みで製造されている理由でもあります。この当時からラインカラーという概念も生まれています。クリアウォーターといった透明度の高い釣り場では白馬から採取した白い糸を、murkyやmuddyといった透明度の低い釣り場では色のある馬から黒や灰色といったダークカラーの糸を、水の色に合わせて白馬の毛を染色するという手段も生まれています。Braided lineというフィッシングラインの歴史はここから始まっていた訳です。20世紀に入ると次は蚕による絹糸が釣りにも用いられるようになります。シルクがゲームチェンジャーだった理由はその強度です。同じ直径の馬毛1本と比較すると、絹糸は10 poundから15 poundの強度があるということです。どこかで聞いたことのあるような話ですね。まさしく今我々がbraided lineや新製品の宣伝文句に煽られているのと変わらないことが当時に起こった訳です。しかし、その革新を考えれば今の比ではないぐらい扱いやすくなったことが容易に想像できますから同一視することはもちろん間違っています。それでも使い易い糸を探すというアングラーの創意工夫という面においてはこの態度を忘れてはいけないという教訓にするべきだというトピックが見えてきます。その後DuPontがナイロンモノフィラメントを生み出して以降は今の我々が恩恵に預かるフィッシングラインの基本が生まれます。ただし、日本の規格が号数という糸の重さ基準で選択する方法であることと、この釣れる魚に合わせて切れないフィッシングラインを選択する"pound-test"という基準がいかに違うものなのかが理解できたでしょうか。今現在日本の製品はその両者を強引にすり合わせて販売している訳ですから、根本的にツールとしての経緯が違って我々のような知っている側に受け入れられない理由にもつながる訳です。細くて強くて使い易い糸というのは共通認識ではありますが、あくまで日本が号数と標準直径の統一化にこだわるのであれば、それはバスフィッシングや"pound-test"文化への理解が足りていないとそう解釈するという意味です。

"Fake news" exists within a larger ecosystem of mis- and disinformation.

2019年B.A.S.S.からMajor League Fishingに有名どころのプロ達がほぼ流れ、FLWと共に3団体になって面白くなってきたなと思っていたら年末にはそのMLFがFLWを買収して結局2団体となり、元に戻っただけという結末を迎えてしまった昨今皆さんいかがお過ごしでしょうか。
SNSで散々MLFに対するnegative feedbackをいくつも見てきましたが、日本人と一部のアフォを除いて完全に金で操作してる「工作活動じゃね?」という客観的な事象もまた見せつけられたという偏見があります。例えば、Gerald SwindleとBrandon PalaniukをMLFLWから離脱させてB.A.S.S.に戻すというのは有名どころ、即ちspokesmanを失って焦りまくっているB.A.S.S.がUS-トヨタへスポンサー料などで圧力をかけたようにしか見えません。中にはJimmy HoustonまでFLWから呼び戻そうとしたという事実はJimmy Houstonから語られています。そのUS-トヨタはUS-トヨタでMLFとFLWのスポンサーになるというのは報復措置にしか見えないという客観的な事実があります。B.A.S.S.が焦っているという根拠として示すとすればBassmaster MagazineではBill LowenとDavid Frittsがほぼ毎月どこかの記事に登場するほど多様性がないという点です。ある意味取材慣れもしていない世間的に名の知られていないRookieばかりで面白い話が取材で得られないという偏見もあります。そんな中でGerald SwindleとBrandon Palaniukを呼び戻したところでネームバリューからくる雑誌記事の中身は改善されないことも理解しているでしょうが、Bill Lowenの重用は若干緩和されることでしょう。個人的にはBill LowenとDavid Frittsの話が聞きたいのでそれはそれで良かったのですが、あくまで客観的に見て焦っていると見るに足る証左になるということです。
正直3団体あった方が面白かったのにという気持ちは今も変わりませんが、National Professional Fishing Leagueが2021年よりTour水準で旗揚げされることが決定しています。Rick Clunnが割と大人なインタビューとして色々な新参者が露出できる機会が設けられることは良いことだと言っているように、我々は落ち着いて見ていれば良いだけです。批判したからといって一体何が生まれるというのでしょうか? そりゃB.A.S.S.の立場的には面白くない訳ですから、仮にMLFを批判して得をするのはB.A.S.S.だけです。逆の言い方をすれば、他のグループへの批判を強めれば強めるほどアメリカ南部の小さなコミュニティから生まれたど田舎の競技の排他性、村八分性を露呈するだけだということです。それのどこが開かれたコミュニティであると主張できる要素なのでしょうか? オーストラリアだのカナダだの日本だのに開かれているかのようなアピールは何なのか?という皮肉に一体どう答えるのか激しく聞いてみたいところであります。MLF批判はB.A.S.S.の工作です。MLFを批判するあなたはB.A.S.S.の思う壺です。今大事なことなので2回言いました。それぐらいB.A.S.S.で飯を食っている既得権益の規模が大きいということでもありますから、それはどこの国を例として見ても存在することでしょうという程度の話になぜそこまで訳もわかっていないし情報を集めようともしないのに日本人同士で議論しようとしている意味はもっと理解できません。あなた達がどう思おうがどうにもならないし、そんなことを言い争って何の得になるというのか誰か説明できる方いらっしゃいませんか? そもそもTour水準の釣りをリアルタイムで視聴できて、どんなボートポジションだとか細かいところだとフック交換の頻度だとかプロセスを見てプロ達の先鋭的な技術を実感できるという利点のどこにアングラーとして批判する点があるのかということです。もう一度よく考えてみるべきです。結局のところ釣りの中身について何も語れないからそんなことでしか話が出来ないのだという偏見があります。明らかに上手い人を上手いと見抜けずに日本から誰それがと言われても本来は何一つ響かないのが普通だという偏見もあります。Scott MartinやRandy BlaukatにBrian LatimerなどBassmaster OpenにFLWの歴史に名を刻んだその辺りにサクッと低水準な連中を一掃して頂きたいところです。
さてFLWではこれから手術明けのLarry Nixonや昨年のSeason OpenerだったTerry Boltonに今年のFLW OpenerでありBassmaster Elite Seriesにも参戦するJohn Coxから目が離せません。MLFではDavid DudleyにBryan Thriftが加わり昨年からのメンバーを含め誰がMLFフォーマットを制するのか、誰がEdwin Eversの勢いを止めるのかというあたりは面白くないはずがありません。Bassmaster Elite Seriesはある意味でハズレになる予感もありますが、Bill LowenとDavid Frittsは個人的な好みとして、David Mullinsは安定してきそうで面白そうな注目株ですし、Patrick Waltersは特に今季で注目したい人材です。見所なんて探せばいくらでもあるものを分からないというのであれば、それはもはや向いていないのだと諦めるというのも手段だという偏見があります。世間に溢れ出した基礎知識なしに語ろうとしているのが微笑ましいかといえば英単語すら理解しておらず痛々しいところも多く、何のinsightにもならない事実と相違のある感想を添えたフェイクニュースの量産にしかなっていないところばかりです。ソースを確認して事実を正しく判断する能力は我々アングラーにも常に課されていることを忘れてはいけません。何が言いたいのかというといい加減英語の勉強ぐらいしようぜ?という点と勉強しない輩に課題を乗り越える経験どころか、ブレイクスルーなんて一生起こらないということです。

You know, people who don't fish think that fishing is lazy or boring, but it is the complete opposite. There are a hundred little decisions to be made, variables to be considered. And you're never quite sure what made the difference. Did I cast too high, too far to the left? Did I reel it in too slow, or, or, or too fast? Is the lure too shiny or too dull? Do I stay here, or should I go over there? And you know it's not luck, but you do not know by how much. People are predictable, unchanging, monotonous. They use the same language, they offer the same excuses, they make the same mistakes. People are endlessly disappointing, because you hope they won't be. I knew that she would need me. I knew that you'd come here begging for help. This was all predictable, all disappointing. This is why I am fishing, because I am never disappointed out here - because I don't expect anything - because anything is possible. I can be hopeful out here, even in failure, because I know if I just go out there, around that tree, it might be different, something might be different - something I do might make a difference.

 アメリカの釣りコミュニティではgifになるぐらい有名なquotesをタイトルとしているとネタバラシしますが、釣りが好き、アングラーであれば暗唱できるぐらいになりましょう。日本の皆様おはようございます。バスフィッシングに関するフェイクニュースにもうんざりさせられる今日この頃いかがお過ごしでしょうか?

 さて釣りを科学的に体系化していこうとすると日本では反発する勢力になぜか出会うのですが、何か都合が悪いのでしょうか? 自分の嘘を暴露されるから? 自分の権威を脅かされるから? どれも非常にくだらない理由にしか見えません。
 さてこの動画は非常に面白い実験から興味深い結論を見出しています。Set the hookことフッキングという動作に早すぎるということは決して無いという話でもあるし、Scientistが提案できることは3秒待つという締めです。魚のサイズや捕食動作の問題で何をしても針が掛からないことが存在することが動画からわかるという過程の紹介から、フックアップの確率を上げるなら3秒待ってでも魚が口の中にベイトを咥え直す時間をかける方が良いというのが科学者からの提案だということです。
 何か似たような話をどこかで聞いたことがないでしょうか? 当著者はグラファイトvsグラスというロッドの素材でよく見聞きする内容だということです。あのRick Clunnがこだわったグラスロッドの必要性の話と同調しているという意味です。Rick Clunnを勘違いしている日本人は多いのですが、彼は自然哲学への造詣も深くまた科学的に釣りというものを捉え、地図を3分割で体系化し利用するパターン・フィッシングを提唱してきた偉大な人です。Fishing logこと釣行記を残すことの重要性を説いたのもRick Clunnです。釣行記は次年度に同じ条件でその情報を活用することができることを説き、我々アングラーにhistoryという科学をもたらしたという意味です。さてそんな彼がgraphite rodをクランクベイトに使用すると人間側が素早く反応しすぎて釣れなくなったという経験からglass rodのdelayを利用してわざと人間側の反応を遅らせてlanding ratioを上げるという方法を採用しました。まさしく今回のhollow body frogで科学者が提案したそのものだったわけです。日本では経験から得られたそれをただの精神論かのように軽く扱うのが目に見えていますが、このように最新の機器を利用した実験・調査結果からも同じ手法を採用するべきだという結論となるのです。もっと言えば今回の動画の結論はあくまでhook-up ratioにしか言及していませんが、Rick Clunnはlanding ratioに言及した結論であるという違いに注目するべきでしょう。さすが俺の心の師は言う事が違う。
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 もっとも安定したアクションを生みながら、もっとも頑丈に作られているロングA。


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